みなさんひな祭りはどのように過ごされていますか?
家族で愛娘様のために、片づけていた雛人形を飾り付け、お祝いをされているのでしょうか。
もしくは、お友達を呼んで一緒にひなあられを食べて、かわいく着飾って記念撮影でしょうか。
いろいろなお祝い事がありますが、やはりそれを盛り上げてくれるのは料理の数々です。
今回は定番料理にまつわることを調べてみました。
ひな祭りの定番料理とは?
女の子の伝統行事といえば、ひなまつりです。
ひなまつりでは、ひな人形を飾り、ちらし寿司や手まり寿司などの色鮮やかなカラフルな料理を作り家族みんなで祝うことが伝統行事とされてきました。
ひなまつりの料理を作るのであれば、お客さまに春を感じていただくことが大切です。
どのような料理であれば、春のあたたかみを感じて頂けるのでしょうか。
ここでは、ひなまつりの定番料理をご紹介します。
ひなまつりの雰囲気を一気に表現する料理といえば、ちらし寿司ではないでしょうか。
レンコンやさやエンドウ、さまざまな魚介類などをちらし、大きなお皿に盛り付ければ、一気に、お祝いをしている雰囲気を作りだせます。
通常のちらし寿司以外にも、巻きずしや食べやすいカップ寿司、可愛い一口サイズの手まり寿司など、多様なお寿司の形態があるため、もてなしの料理としてひとつ作ってみると良いでしょう。
当日までの準備や出し物はある?
というタイトルですが、当然ひな人形を飾りますよね。
ではいつからかざるのでしょうか。
ひな人形は、立春(節分に翌日)過ぎから2月の中旬、遅くとも節句の一週間前までに飾ると良いとされています。
豆まきが終わったら10日以内に飾るんだと覚えておくといいですね。
ひな人形の飾り方には、厳密なきまりがあるわけではありません。
地方や時代によってかかなりの違いが見られます。
例えば、京都では京都御所の天皇の位置にならい男びなを向かった右、女びなを左に飾ります。
次に初節句だと両家の両親やお祝いを頂いた方、普段親しくしている人たちを招きます。
そのため余裕をもってスケジュールを伝えておきましょう。
みんなが集まれば出し物ですが、ひな祭りにはこれといったものはありません。
ただお子さんが小さい場合はひな祭りの意味がわからないので、行事を通して春の訪れを感じたり、年齢によっては折り紙などでひな人形を作ることで伝統文化を楽しむなどがいいかもしれません。
地域によって食べ物は違う?
ひな祭りに食べるものと聞いて、最初に思い浮かべるのはちらし寿司ではないでしょうか。
ちらし寿司は酢飯の上にたっぷりの海鮮やきゅうり、錦糸卵などがのった豪華な食べ物です。
家によってのせる具材や味は多少異なりますが、基本的には酢飯と海鮮を使って作られます。
見た目もカラフルでかわいらしく、女の子の成長を祝うにもピッタリの食べ物といえます。
地域によっては、てまり寿司を食べる場合もあります。
ちらし寿司と同じくとくに意味はないのですが、かわいらしい見た目からひなまつりの定番となっています。
好きな具材を使って作れるのも嬉しいポイントですよね。
海鮮が苦手な場合は、野菜や肉などを使って作ることもできます。
次に、ひな祭りの定番の食べ物といえば、ひなあられを思い浮かべる人も多いですね。
ひなあられは米を使って作られたお菓子で、カラフルでかわいらしい色合いが特徴。
「ひなの国みせ」と呼ばれる、ひな人形に美しい景色を見せる風習があり、その際に持ち歩いていたのがひなあられといわれています。
ひなあられの色は3色のものと4色のものがありますが、それぞれに意味が込められています。
3色の場合は赤が桃の花や生命のエネルギー、緑が木々の芽吹きや植物のエネルギー、白は雪や大地のエネルギーを表しています。
ちなみに、ひな人形と一緒に飾られているひし餅の3色にも同じ意味があります。
昔はひし餅を砕いてひなあられを作っていたので、同じ色をしているのです。
また、黄色をプラスした4色の場合は四季を表しているといわれています。
実は関東と関西では全く違うのです。
関東のものは甘く味付けされた鮮やかな色合いが特徴ですが、関西のものは醤油などが使われているので茶色がかった見ためでしょっぱいのが特徴です。
興味がある人は、ぜひ食べ比べてみましょう。
最後に、桜餅です。
ピンク色のかわいらしい餅と、緑の葉のコントラストが美しい和菓子として知られています。
ひな祭りで食べる意味は特にないのですが、ピンクや緑がひな祭りらしいことから食べられるようになったようです。
端午の節句には柏餅が食べられるので、その影響から桜餅が食べられるようになったという説もあります。
桜餅は春を表す和菓子でもあるので、春の行事であるひな祭りで食べることが多いようです。
そんな桜餅にも関西と関東では違いがあります。
関東のものは薄く焼いた生地にあんこを包み、桜の葉でくるんで作られています。
関西のものは、もち米の粉(道明寺粉)を煮て蒸したもので生地を作り、その中にあんこを包んでから桜の葉でくるんでいるのです。関西風と関東風では、味も見ためも違うのです。
このように食べるものとしては同じですが味付けなどに違いがあります。
これを機会に一度食べ比べてみるのもいいかもしれません。
ひな祭り定番料理ランキング
1位「ちらし寿司」
ひな祭りのメイン料理は、ちらし寿司で決まりといっても過言でありません。
雛祭りは、桃色(=厄払い、魔除け)、白(=浄化)、緑(=健康、長寿)の意味があり、雪(白)がとけて大地に草(緑)が芽生え、桃の花(桃色)が咲くっと春を待ちわびることも意図しています。
ちらし寿司は、全ての色がはいってますよね。
だから、雛祭りに相応しいメイン料理なのです。
ひな祭りのちらし寿司も、今ではいろいろな具材がありますから、伝統にこだわらず「子供が好きな具材」にするのもありです。
2位「ハマグリのお吸い物」
はまぐりの貝殻は、二枚貝。対になっている貝殻でなければぴったりと合いません。
つまり、ひな祭りにハマグリを食べる意味は、仲の良い夫婦、一生一人の人と添い遂げるようにという願いが込められた縁起物だからです。
3位「菜の花のお浸し」
春になると、黄色の花を咲かせる菜の花が畑一面に咲きほこります。
ちらし寿司の彩りにさらに春の到来を感じさせてくれる一品になります。
4位「茶わん蒸し」
5位「だし巻き卵」
その他「山菜の天ぷら」、「レンコンの金平」、「焼きアナゴ」など
ひな祭り まとめ
いかがでしたか?
桃の節句といわれるひな祭りには、食べるものだけでもいろいろあるのですね。
美しいひな人形もいいものですし、様々ないわれもあるのですが、やはり花より団子でしょうか?
みなさんでお子さんの健康を願ってお祝いをしたいものですが、今度の節句はいつもよりおいしい食べ物を意識してみるのもいいかもしれませんね。