6月のイベントはご存じでしょうか。「梅雨に入ること」などといったさみしい回答の方はいらっしゃませんよね。そうです、いつも頑張ってくれているお父さんへの感謝をする「父の日」です。
みなさんはいつもどんなお祝いをされているのでしょうか。今回はそんな「父の日」を深堀してみたいと思います。
父の日はいつ?
父の日は、いつも家族を支えてくれるお父さんに感謝する日とされ、毎年6月の第三日曜日になります。2023年は6月18日(日)です。世界ではアメリカ、イギリス、フランスなど多くの国が同じ日に制定されています。
いつから始まった?
諸説ありますが、世界の主流になっているアメリカの説があります。それは1900年代初頭の、ジョン・ブルース・ドット夫人の話です。ドット夫人が子供の頃、父は軍人で南北戦争に召集されました。父が不在の間、母は女手ひとつで働いて一家を支えていましたが、体を壊してしまいます。父が戦争から戻ってくると、母は間もなく死去してしまいました。父は男手ひとつで残された6人の子供を育てあげたのでした。
1909年5月にドット夫人は父に感謝する日も必要だと考え、「お母さんに感謝する母の日と同じく、父の日を作ってほしい」と地元の牧師協会に嘆願しました。そして1910年6月に初めての父の日の式典が開催されました。
父の日の由来
前述したように、海外ではドット夫人の話が広まったことで認知されていくようになりましたが、日本ではあまり浸透していきませんでした。
しかし、1981年に一般社団法人日本メンズファッション協会が設立した「日本ファーザーズ・デイ委員会」が日本での父の日の広がりに大きく貢献したと言われています。同委員会の目的のひとつが、父の日を国民的な社会行事に発展・定着させること。1982年には第1回「父の日黄色いリボンキャンペーン」がおこなわれ、第1回「ベスト・ファーザー発表・授賞式」も開催されました。
父の日にはバラを贈るのが一般的となっています。これは、ドッド夫人が亡き父のお墓に白いバラを供えたことが由来とされています。日本では、「日本ファーザーズ・デイ委員会」が開催した「イエローリボンキャンペーン」がきっかけとなり、黄色が父の日のカラーに定着し、黄色いバラを贈るのが人気となっています。
ただお花は男性は照れくさく感じる方も多いので、食べ物や飲み物、ビジネスグッズの小物など様々なプレゼントが贈られ喜ばれています。
手作りプレゼントランキング
みなさんは毎年父の日にどんなプレゼントを渡していますか。日頃スーツを着るお父さんだとネクタイはマストでしょうか。その他にもおいしい食べ物や、ビジネスに使えるようなグッズ、あとは好みのお酒などが候補に挙がるでしょうか。
市販されているギフトは見栄えがしますが、手作りで用意するプレゼントにも愛情がいっぱいで喜んでくれること間違いなしです。そんな手作りプレゼントのランキングが以下になります。
1位 食べ物・お菓子
手作りすると言えば、やっぱり食べ物やお菓子が定番ですね。お母さんとお子さんが一緒に腕をふるって、お父さんの好きな食べ物やお菓子を作ってみてはいかがでしょう。最近では手作りキットなども販売されているので、苦手な方はそれを使ってみるものいいかもしれません。
2位 メッセージカードや写真など
メッセージカードや写真などの記念品も喜ばれます。なかでも、お子さん(お孫さん)の写真をあしらったアイテムが喜ばれると人気です。フォトフレームなどは大量の写真を保存でき、またスライドショーでいろいろな写真を見続けることもでき楽しめます。昔からの厳選した写真をたくさん入れておくと、アルバムをめくるような楽しさがありますよ。
3位 裁縫・手芸
裁縫・手芸も喜ばれます。ミシンや針仕事が得意な方なら、手作りの小物を作ってあげるのもいいですね。 裁縫が苦手な方は、市販の簡単キットを使ってみるのもいいでしょう。手作りの作品はどれも温かみがあって使う年月とともに思い出も積み重なりますね。
4位 絵・工作
絵や工作もいいものです。 特に、小さいお子さんからパパへのプレゼントにはぴったりですよね。思い出の代物として、ずっと大切にしてもらえるはず。親の立場になると、些細なものでもとても大切な思い出になります。
父の日 まとめ
お父さん達には恥ずかしがり屋が多く、プレゼントに対するリアクションが薄かったりすることもあるかもしれません。ですが、実は誰も見ていないなら、もらったプレゼントを抱いて眠りたいくらいうれしいものなのです。プレゼントを渡す方も気恥ずかしいものですが、今度の父の日はお互いの恥ずかしさは置いておいて、日頃の感謝とともにぜひ家族みんなで盛大にお祝いしてみませんか。きっと忘れられないいい思い出になりますよ。