卒業式は学生生活最後を締めくくる大事なイベントです。
高校までは制服で出席する場合が多く、持ち物の心配までしなくて良かったのではないでしょうか。
一人で卒業式に参加する場合、何を準備しておけばいいのか気になりますよね。
卒業式に参加する服装は、袴やスーツ、振袖が多いです。
女子学生なら初めて袴を着る人も多いでしょう。
慣れない服装や環境のせいで、思わぬ事態に陥ってしまうかもしれません。
その時になって焦らなくて済むように、事前に持ち物をしっかりチェックしておきましょう。
学生時代最後の日、思い出いっぱいの素敵な卒業式にしたいですね。
卒業式の持ち物は?
まず、必需品からリストアップします。
普段から持ち歩いている物だと思いますが、それだけに忘れると困るものばかり。
普段とバッグが違うと入れ忘れてしまうこともあるので注意が必要です。
■スマートフォンや携帯電話
充電はしっかりしておきましょう。
写真をたくさん撮るので電池が普段より消耗します。
必要に応じて充電器やモバイルバッテリーも。
■財布
和装の場合、手持ちのバッグに大きな財布は入らないので、小さい財布や小銭入れを用意しましょう。
飲み物を買うのに小銭もあった方が便利です。
■定期や交通系ICカード
■ハンカチ、ティッシュ
拭くのは涙だけではありません。
会場は暖房が効いていて暑い場合もあるので、汗を押さえるのにも必要です。
■筆記用具
■メイク道具・手鏡
■サブバッグ
卒業論文集や学校からの記念品が配られることもあります。
何かと物が増えるので、大きめで折り畳めるものがおすすめ。
■学校から指定された物(例:学生証や印鑑など)
当日失敗しない為に用意しておくもの
防寒対策
卒業式はまだ寒いこともあります。
天気予報は前もって確認しておくと良いでしょう。
寒さに気をとられて式どころではなかったなどという事のないようにしっかりとした防寒対策が必要です。
また、会場が暑い場合もあるので、状況に応じて取り外し出来るものがおすすめです。
■使い捨てカイロ
■ストール
■タイツ・レギンス
袴の下に履くと防寒になります。
レッグウォーマーや膝丈ストッキングの方が楽だという意見もあります。
■アームウォーマー
袖から冷風が入り込むのでアームウォーマーで防御しましょう。
保温効果の優れたインナーを着用するのも良いですが、脱ぐのが難しい為、会場が暑くなる可能性がある場合は避けた方がいいかもしれません。
■目薬
卒業式に涙はつきもの。
充血した時や、コンタクトがゴロゴロした時など、目薬があると写真映りもばっちりです。
■絆創膏
不慣れな草履や靴で靴擦れが出来た時の応急処置に重宝します。
袴を着る人におすすめ
■洗濯ばさみ・クリップ
トイレの時に床に着物や袴がつかないように留めておけます。
着崩れした時のちょっとしたお直しにも。
■ヘアピン
髪飾りがぐらついた時に固定する為に用意しておくと安心です。
袴に合うカバンってどんなの?
普段、袴を着る機会がないだけに、どんなバッグを合わせればよいのか迷う人もいるのではないでしょうか。
そこで、袴に合わせやすいバッグやその合わせ方を紹介します。
■巾着バッグ
袴には巾着タイプの和風バッグを選ぶことが多いです。
袴をレンタルするとセットになっている場合もあります。
和柄の巾着は袴と馴染みがよく、しっくり合うので選んで間違いはありません。
形や色で迷う場合は、お好みの印象で選ぶのが良いでしょう。
袴や着物の色柄との相性を考慮した上で、かわいい系なら丸くて明るい色に、シックにしたいなら四角くて落ち着いた色にするなど、トーンをそろえると統一感が出ます。
オーソドックスで上品な印象になりますね。
■がま口バッグ
がま口タイプは大きな金具部分がアクセントになって、持ち手もしっかりしているので、きっちりとした印象になります。
柄も和柄なので袴に馴染みますし、昭和レトロな雰囲気でかわいさをアップしてくれます。
小物の出し入れの際も、中身が見やすく取り出しやすいので、機能性にも優れています。
■洋装用バッグ
袴に合わせるバッグに明確な決まりはなく、パーティーバッグのような洋風のバッグを合わせるのも素敵です。
人とは違ったコーディネートを楽しみたい方におすすめですが、その分、上手に合わせるのは難しくセンスが問われます。
おしゃれの上級者にぜひ挑戦してもらいたいアイテムです。
サイズは小さめで、ショルダーバッグやハンドバッグが合わせやすいでしょう。
革製のバッグなら革の高級感と相まって、よりモダンにセンス良く見えます。
袴用編み上げブーツとの相性が良く、大正ロマンスタイルにぴったりです。
レザーバッグであれば、卒業式が終っても普段使いに活用できます。
卒業式が雨だった時の持ち物は?
悪天候でも卒業式の日程は変更できません。
天気予報が怪しければ前もって対策をしておきましょう。
■ソックス足袋
足袋の上から重ね履きしておくとカバーになります。
■予備の足袋
足袋が濡れたままだと不快なので履き替え用に予備があると安心です。
■草履カバー
透明なビニールのバレエシューズの形をしたカバーで、草履を履いた足ごと包み、底には滑り止めもついています。
■雨コート
予報で雨だと分かっている時は用意しておくことをおすすめします。
ネット通販で安価なものもあります。
■傘
折り畳み傘の場合。
吸水性・防水性に優れた収納ケースがあると便利です。
雨の程度にもよりますが、雨の日の足元は草履よりもブーツが良いです。
草履しかなくて、草履カバーなども用意できない場合、上履きに履き替えるまでは長靴やスニーカーを履いていくのもやむを得ないと思います。
濡れた足袋を履き替えるのも良いのですが、草履が濡れたままだとまた湿ってしまいます。
まずは濡らさないことが肝心です。
ただし、履き替えられるように、草履は忘れずに持っていきましょう。