札幌の雪まつりは、
行ったことはなくても一度は聞いたことがあると思います。
年も明け、正月休みも終わったころから、準備の様子などニュースで度々見かけませんか?
大きな氷像や雪像が並ぶアレです。
今回は、北海道民でなくても、全国的に有名な札幌雪まつりについていろいろご紹介したいと思います。
札幌雪まつりの期間はどれくらいなの?
さっぽろ雪まつりは、北海道札幌市中央区内の大通公園をはじめとする複数の会場で、毎年2月上旬に開催される雪と氷の祭典です。
雪で作られた大小の像の展示が中心となりますが、すすきの会場を中心に、氷像(氷彫刻)も展示されます。
来年の期間は 令和5年2月4日(土)から2月11日(土・祝)の8日間 を予定されています。
令和4年は新型コロナウイルスの感染拡大を受け中止されオンライン開催となりました。
来年は通常通り開催できるといいですね。
札幌雪まつりはライトアップはある?
札幌雪まつりは、会場は街中にあり24時間いつでも楽しめるので、ライトアップがされています。
雪や氷が色とりどりのライトに照らされる様は、何とも言えない幻想的な雰囲気で時間を忘れて魅入ってしまいます。
大通り会場は日没~22時まで。
すすきの会場は日没~23時までとなっています。
北海道の日没は早めなので長く楽しむことができますね。ただご存じの通り、北海道は雪国ですので夜間は非常に寒くなります。
夜間の平均最低気温は-6.6℃くらいになるので、頭からつま先までしっかりと防寒対策をして行くことをおすすめします。
札幌雪まつりの見どころは?
まずはなんといっても前述した夜のライトアップです。
明るい日の元で詳細な部分まで見えやすい昼間に見るのも、もちろんいいのです。
しかし、氷雪像が暗闇の中でライトに照らされる姿はことばでは表現できないほどの美しさを見せてくれます。
特に、大通会場の5丁目エリアの西側に展示される巨大氷像のイルミネーションは「何よりも豪華」と大人気で人だかりができるほどです。
楽しいプロジェクションマッピングが投影されることがあるので、外すことはできないスポットです。
次は、プロジェクションマッピングです。
大通会場で行われる特別なイベントで、各エリアにある大きな氷雪像に賑やかなプロジェクションマッピングが、夜間に30分間隔で投影されます。
海外の大聖堂を再現した氷雪像や、日本の神社仏閣をイメージした氷雪像には、それぞれのイメージにマッチした映像が幻想的に映し出されるのです。
ぜひ恋人同士で行くことをおすすめします。最高の時間が流れることでしょう。
3つ目は、食の広場です。
花より団子の筆者は、氷雪像を見るのもいいですが、こちらが本命といっても過言ではありません。
北海道の冬の味覚を代表する様々な種類が出店しており、ラーメンやカニ・ウニ・ホタテなどの海鮮料理、ザンギやジンギスカン・豚丼など北海道の魅力がギュッとつまったラインナップでどれを食べようかと迷ってしまいます。
また、その他にもラーメンを語るには欠かせない西山製麺の出店や、塩コロジンギスカンなど新しいメニューなども例年出店があるので、飽きさせません。
最後に、裏メインといわれる雪像壊しも見どころに挙げられます。
雪祭りが終わりを迎えると、溶けると倒壊の恐れがある巨大な雪像は、すぐに解体されていくのです。
重機を使って解体されるので、午前中には大きな雪像は全て解体され、元の雪原に戻ってしまうのです。
その短い間に行われる雪像壊しの様子からは、豪快さと雪像の儚さを感じることができるでしょう。
解体作業の邪魔にならないように、毎年静かに解体作業を見守る雪祭りファンも多く、ここまで見てこそ真のファンといったところでしょうか。
札幌雪まつりの作品は?
様々な作品があり、有名な建築物、歴史的な人物や著名人などが例年見られます。
他にはその年に流行したものでゲームや漫画・映画といったものからモチーフが挙げられ、ファイナルファンタジーやワンピース、進撃の巨人、スターウォーズなどといったものが過去に作品として並びました。
サイズは3つあり、
大氷雪像で約15メートル、
中氷雪像で約10メートル、
小氷雪像で約2メートルほどになります。
各会場を合わせて約300基ほどの氷雪像が並びます。
サイズによって準備期間は変わりますが、陸上自衛隊などが制作する大雪像が一番長い期間を要します。
7月ころからテーマ検討が始まり、9月ころから資料収集や設計、その後モデル制作や資材準備が始まり、大通り公園で木枠が組まれるのが1月上旬ごろ。
1月中旬には木枠に雪を入れ固め作業に入り、下旬には木枠を外して粗削りし、彫刻や化粧雪で整え2月上旬の本番となります。
札幌雪まつり まとめ
いかがでしたか。
札幌雪まつりは国内のみならず海外からも注目を浴び、毎年200万人以上もの観客を動員する北海道屈指の冬の祭典です。
大小様々な氷雪像が私たちを楽しませてくれます。
また食の広場では様々なおいしいものも堪能できます。
美しくすばらしいもので心も、そしておいしいものでお腹もいっぱいになる札幌雪まつり。
来年の旅の目的地にいかがでしょうか。